2SC1815と2SA1015

トランジスタの入門者にとって馴染み深いNPNトランジスタ2SC1815とPNPトランジスタ2SA1015

生産中止になってからも、まだまだ現役で販売されています。

たとえば秋月電子さんのページで

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-00881/


なぜ使いやすいのかと改めてデータシートを見てみると

・トランジション周波数FTが80MHzまでありかつCobもmin 2pFと小さく

かなり高周波まで使えること

・VCEO = 50 V (最小)と意外と高い電圧まで使えること

・IC = 150 mA (最大)と結構電流を流せること

・NF = 1 dB (標準) (f = 1 kHz)と低雑音であること

・コレクタ・エミッタ間飽和電圧が標準0.1Vと低い

・2SC1815のコンプリメンタルとして2SA1015がありいろいろな回路を組めること


大きくは高周波まで使えるのに結構電流が流せて、耐圧も高くノイズも低い

このオールマイティーさが、初心者からベテランまで末永く使用できるトランジスタだった理由なのかもしれません。

ほかにこれがロングセラーの原因だと知っている方は教えてください。

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